こんにちは!かーりーです。
今回は本のレビューをしていきます。
このブログでは初の試みです!
タイトルは「幸服論 人生は服で簡単に変えられる」。
どんな本だったのでしょうか?
早速見ていきましょう!
本の内容
まずはこの本の内容についてご紹介します。
基本情報
- タイトル:幸服論 人生は服で簡単に変えられる
- 著者:ファッションバイヤー MB
- 出版社:扶桑社
- 発行日:2018年4月10日
- 総ページ数:186ページ
- 価格:本体1000円+税
あらすじ
この本は「Aさん」と著者である「MB」の対話形式で進められます。
「Aさん」は32歳、中堅医療器メーカーに勤めるサラリーマンで営業部所属。
入社当時は仕事に精を出していたが、近年の成績はイマイチ。
アニメ・ゲーム・声優が大好きなインドア派。
帰宅後はジャージで過ごし、出かけるときもずっと前に買った服を着ています。
そんなAさんには同じような友人がいますが、
彼が最近急に営業の業績を伸ばし始めます。
その理由を問いただすと「MB」が発行するメルマガがきっかけとのこと。
Aさんは半信半疑でしたが「MBバー」に行くことを決意。
バーの経営者であるMBと出会い直接話をします。
そこで彼から教えられたのが、下の3つ。
- おしゃれには方程式があること
- おしゃれは人生を円滑に進めるチート的スキルであること
- 見た目が変われば行動も変わること
この内容を聞いてもAさんにはよく分かりません。
しかし、分からないなりにまずは行動。
勧められたスキニージーンズを買ってみると…
この後も何度かMBと話し、そのことを通じて
Aさんの人生そのものが大きく動き始めます。
こんな人にオススメ!
- おしゃれが苦手で、どんな服を着たらいいか分からない人
- 服は買うけど、どんな服を着ればおしゃれになるか分からない人
- おしゃれが好きで体系的に知りたい人
かーりーの感想など
続いて、私がこの本を読もうと思ったきっかけや
実際に読んだ感想について書いていきます。
この本を読もうと思ったきっかけ
直接的なきっかけは、参加した読書会で教えていただいたことです。
その方は私よりもずっと多くの本を読む方でしたので、
ほとんど太鼓判付きでした。
実は、この本の筆者であるMBさんは以前から知っていました。
「服を着るならこんなふうに」というマンガがあり、
手軽に分かりやすくファッションの基本を教えてくれます。
(Webでもたくさん読めます。おすすめです。)
ただ、マンガで全て読むと時間がかかります。
逆に本は密度が高いので一気に知識が入れられます。
そこで、この本を読んで服の基本を一通り知っておきたいと考えました。
どんなことでもきちんと知っているというのは大切です。
特に僕は服のコスパを上げたいと考えていました。
おしゃれで格好良く見られたいと思う気持ちはあっても、
高い服ばかり買うことは続きません。
そればかりか手元にお金が残らなければ、
肝心の投資にお金を回せなくなってしまいます。
なので、ファッションの要点を押さえて、
かけるべきところにお金をかけられるようになる
という目的で本を読みました。
感想など
この本を読んでまず思ったのは、
やっぱり服にたくさんお金をかける必要はない
ということでした。
おしゃれが上手に出来れば臆することがなくなり、
自分の行動が変わるというのは非常によく分かります。
しかし、作中のMBさんも使っていた言葉を借りれば、
「ファッションはあくまできっかけ」なんですよね。
外見がきちんとしていることによって
自信が持てて堂々と振舞えるなら、
ハイブランドだろうがGUだろうがどんは服を着ても良いのです。
むしろGUの方が他にお金を使えるのでベターと言えます。
しかし、そのためにはおしゃれの基本である
- ドレスとカジュアルのバランスを整える
- 形はI・Y・Aで整える
- 色はモノトーン+一色に抑える
をきちんとマスターしている必要があります。
本を読み進めることでこの知識が頭に入るので、
この部分だけでも読む価値はあると感じました。
また、この本ではおしゃれの知識だけでなく、
外見を変えることが考え方・行動を変えることに
繋がることも書かれています。
おしゃれの基本を教えてくれた後に書かれているので、
説得力はあるなと感じました。
しかし、それに続く
- 差別化が価値を生む
- 好きなことを仕事にする
といった内容は他の自己啓発本でも見られますので、
あえてこの本に書く必要があったのか?
というところを疑問に感じました。
逆に言えば、ファッションを切り口にしてでも
MBさんはこの内容を伝えたかったのだとも言え、
熱い人柄なのかもしれないと思いました。
この本を読んで得られたもの
下に箇条書きします。
- おしゃれに見えるのはどういう服かを理解できた
- おしゃれする際に守るべきルールを知れた
- 大切なのはルールを守ることで服の値段ではない
- 今後の服選びに迷うことが少なくなった
- おしゃれが自分と他人に与える影響が知れた
対費用効果
「理系」サラリーマンのレビューですので、
理系っぽく対費用効果なんかを計算してみました。
本を読むのにかけたコストと本を読んで得られたリターンを概算し、
どちらの方が多かったのか?を考えてみます。
本を読む前の前提条件
- 時給:10,000円
- 買い物の頻度:月1回
- 買い物1回あたりの平均額:80,00円
- 人生の残り:60年
コスト
- 本の購入価格:1,080円
- かかった時間:2時間=2*10,000円=20,000円
1080+20,000 = 21,080円
リターン
どの服を買うべきなのか?
が分かるようになったので買い物のコスパが上がります。
これを買い物1回あたりの平均額へ反映します。
- 買い物1回あたりの平均額:8,000円→6,000円
この場合、残りの人生は60年=720カ月あるので、
2000円* 720 = 1,440,000円
が浮いたと考えられます。
合計
以上より、この本を読んで僕が得られた利益を金額で表すと、
1,440,000 – 21,080 = 1,418,920円でした。
まとめ
- おしゃれをするのにも基本があり、それを知るのは大切
- おしゃれに高いお金をかける必要なし
- 余ったお金は他の有用なことに使おう
- 買うべき服が買えるようになると人生で140万円近く節約できる