投資の基本的な考え方。「複利」って何？

こんにちは！かーりーです！
ようやく理系っぽい話をしていきます！
今回は「複利」とは何か？ということを話していきますよー

そもそも投資って何？

パソコンで株のチャートを見てトレード

投資とは、将来的に利益が得られることを期待して資本を預け入れることです。
資本とはお金だけではなく、労働力や時間なども含まれます。

例えば、自己投資というと資格やスキルを身に付けるための勉強を指しますね。
この場合は将来的にその資格・スキルを得たときに得られる利益に期待して、
本を買うお金・勉強する時間・自分の意欲などを注ぎ込みます。

ここでは、もっとお金を殖やすことに注目した投資の話をします。

よく知られているもので言えば株がありますが、
不動産・国債・投資信託・仮装通貨なども含まれ、
さらには、あまり意識されていませんが貯金や保険も投資に含まれます。

ここからが本題となります。
まずは「単利」とは何か？というところから理解していきましょう！

まず、投資をするには元手が必要です。
この元手のことを元本と呼びます。
元本よりもお金が増えれば、その分は利益になります。

元本に対してどのくらいの利益が出るのかを割合で表したものを利率と言います。
例えば、元本100万円に対して1年間で10万円増えた場合は、
年間利率（年利）10%と呼びます。

さて、単利とは当初預け入れた元本に対してのみ利息が計算されることを言います。
例えば、定期預金や長期国債などが代表的な単利型商品となります。

先ほどの例でもう一度考えてみましょう。
元本100万円で年利10%の投資を行う場合、1年間で得られる利益は10万円ですので、
5年間投資をした場合利益は50万円になります。
（100 × 0.1 × 5 = 50）

この後も毎年10万円ずつ増え続けることになりますので、
10年間投資を続ければ利益は100万円、
20年間なら200万円、
30年間なら300万円という風にお金が殖えていきます。

グラフで見ると、元利合計は直線的な形になり、
利益は毎年一定なのが分かると思います。

単利での投資利益と元利合計

単利についてはばっちりですね！

次に、複利について考えていきますよ！

投資元本、利率については単利の時と同じです。
複利と単利で大きく違うのは、複利では得られた利益を再投資して、
新たな元本とみなして次の利益が計算されるところです。

具体的に考えていきましょう！
例えば、元本100万円を年利10%の複利で投資したとします。

1年経過したときの利益は100×0.1=10万円です。
ここまでは単利のときと同じです。

さて、次の年は利益10万円を投資元本に加えます。
つまり、投資元本を110万円として1年間投資するのと同じになります。
2年目で得られる利益は110×0.1=11万円です。

1年目と比べると利益が1万円増えていることにお気づきでしょうか。
2年での元利合計も21万円で、単利よりも1万円多いです。

同じように考えると、
3年での利益は33万円、
4年で46万円、
5年で61万円、
10年で259万円、
20年で673万円、
30年で1745万円になります。

単利と比べると圧倒的にお金の殖えるスピードが早いですね！